このようなことでお困りではありませんか？
予備機の山の中から必要なモノを探すのに時間がかかる。
在庫が把握できていないため、無駄に注文してしまい、余計なコストがかかる。
そのような方へ、まずは低コストで可能な予備機の管理方法をご紹介いたします。
予備機管理のススメ
どんな種類の予備機がどこに何個あるか、きちんと把握していないと、
いざ欲しいと思ったときに見つからず、業務に無駄な時間とコストがかかってしまいます。
また自分では把握していたつもりでも、多くの人が出入りする工場では、
他の人が持ち出してしまい、あると思ったものが無い！という状態になりかねません。
予備機をどこにいくつ保管しているか、また誰が管理しているか、きちんと把握することで、
問題を回避することが可能です。
予備機管理台帳とは
では具体的な管理方法をご紹介していきます。
管理台帳とは、管理したい物品の詳細をリストにまとめたものです。
項目は、それぞれの工場、設備で異なりますが、
一般的には、「品名」、「型番」、「保管場所」、「数量」等、
誰が見ても一目で製品が特定できる項目がよく使用されます。
予備機管理台帳の運用方法
台帳を作成したのち、うまく活用していくことがポイントになります。
作成したは良いが、関係する部署に共有されていなければ、
登録漏れや在庫紛失などが発生してしまいます。
工場などの現場では、インターネットにすぐアクセスできる環境にないことも多いため、
オフラインでも情報共有、周知徹底できる運用ルールを工夫する必要があります。
運用ルールの具体例
棚卸し
まずは現状を把握するため、予備機を洗い出し、品名と数量、担当者を紐づけます。
保管場所を整理
保管場所にラックを設け、どこにどの機器を保管していくかを決めます。
シーケンサなどよく使う機器は、別のラインで同じ型番を使用することもあるでしょう。
設備ごとに管理するのが良いか、製品ごとに管理するのが良いか、
担当者間で話し合いを行います。
台帳作成
保管場所が決まれば、管理台帳が作成できます。
必要な項目に情報を埋めていき、保管場所、担当者等を入れ、リストをまとめます。
運用開始
予備機を持ち出したら、台帳にチェックを入れ、数量が減ったことが分かるようにします。
定期的な棚卸し、在庫補充のサイクル
月に一回、半年に一回、年に一回など、定期的に棚卸しを行い、
台帳と実際の在庫数があっているかチェックを行います。
在庫補充のタイミングについて、
定期的な棚卸しにて、在庫差異が発生した時点で不足する分の発注を行うのか、
日々の運用の中で、機器を持ち出した時点で在庫を補充するのか、
現場で管理しやすく、且つ、いざという時に困らない方を選択すると良いでしょう。
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