GX Works3

【ラダープログラム:iQ-R】特殊レジスタ(SD)の説明

特殊レジスタ(SD)は、シーケンサ内部で仕様が決まっている内部のデータレジスタです。

注意

プログラムやデバイステストなどで操作する特殊レジスタは、変更して良いか確認してください。

変更が許されていない特殊レジスタを変更した場合、システムダウンが発生したり、通信ができないなど不具合が発生する可能性があります。

よく使用する特殊レジスタ(SD)のみ抜粋して一覧表示します。


診断情報

番号名称内容
SD0最新自己診断エラーコード診断でエラーが発生したときの最新のエラーコードが格納される。
SD1最新自己診断エラー発生日時(年)最新の自己診断エラーの発生日時の年(西暦4桁)が格納される。
SD2最新自己診断エラー発生日時(月)最新の自己診断エラーの発生日時の月が格納される。
SD3最新自己診断エラー発生日時(日)最新の自己診断エラーの発生日時の日が格納される。
SD4最新自己診断エラー発生日時(時)最新の自己診断エラーの発生日時の時が格納される。
SD5最新自己診断エラー発生日時(分)最新の自己診断エラーの発生日時の分が格納される。
SD6最新自己診断エラー発生日時(秒)最新の自己診断エラーの発生日時の秒が格納される。
SD7最新自己診断エラー発生日時(曜日)最新の自己診断エラーの発生日時の曜日が格納される。
0:日、1:月、2:火、3:水、4:木、5:金、6:土
SD10~SD25自己診断エラーコード1~16診断でエラーが発生したときのエラーコードが最大16種類までSD10以降に順番に格納される。
SD53AC/DC DOWNAC/DC DOWN検出回数
SD60ヒューズ断ユニットNo.ヒューズ断を生じたユニットの最も小さいI/ONo.が格納される。
SD61入出力ユニット照合エラーユニットNo.入出力ユニット照合エラーを生じたユニットの最も小さいI/ONo.が格納
される。
SD152瞬停検出回数(電源1)電源1の瞬停検出回数
SD153瞬停検出回数(電源2)電源2の瞬停検出回数

システム情報

番号名称内容
SD200CPUスイッチ状態CPUユニットのスイッチ状態が格納される。
0: RUN,1: STOP
SD201CPU-LED状態CPUユニットのLEDがどの状態であるかをビットパターンで格納される。
SD203CPU動作状態CPUユニットの動作状態が下記のとおり格納される。
0:RUN、2:STOP、3:PAUSE
SD210時計データ(年)時計データの年(西暦4年)を格納する。
SD211時計データ(月)時計データの月を格納する。
SD212時計データ(日)時計データの日を格納する。
SD213時計データ(時)時計データの時を格納する。
SD214時計データ(分)時計データの分を格納する。
SD215時計データ(秒)時計データの秒を格納する。
SD216時計データ(曜日)時計データの曜日を格納する。
0:日、1:月、2:火、3:水、4:木、5:金、6:土
SD218タイムゾーン設定値パラメータで設定されたタイムゾーン設定値が分単位で格納される。
(例)タイムゾーン設定値が「UTC+9」の場合、9×60(分)=540

最後に

特殊レジスタは、CPUユニットの種類やファームウェアのバージョン、エンジニアリングツールのソフトウェアのバージョンによって制約があります。

詳細は各CPUユニットのユーザーズマニュアルをご参照ください。ユーザーズマニュアルの付録に一覧表示があります。


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