特殊レジスタ(SD)は、シーケンサ内部で仕様が決まっている内部のデータレジスタです。
注意
プログラムやデバイステストなどで操作する特殊レジスタは、変更して良いか確認してください。
変更が許されていない特殊レジスタを変更した場合、システムダウンが発生したり、通信ができないなど不具合が発生する可能性があります。
よく使用する特殊レジスタ(SD)のみ抜粋して一覧表示します。
診断情報
| 番号 | 名称 | 内容 |
|---|---|---|
| SD0 | 最新自己診断エラーコード | 診断でエラーが発生したときの最新のエラーコードが格納される。 |
| SD1 | 最新自己診断エラー発生日時(年) | 最新の自己診断エラーの発生日時の年(西暦4桁)が格納される。 |
| SD2 | 最新自己診断エラー発生日時(月) | 最新の自己診断エラーの発生日時の月が格納される。 |
| SD3 | 最新自己診断エラー発生日時(日) | 最新の自己診断エラーの発生日時の日が格納される。 |
| SD4 | 最新自己診断エラー発生日時(時) | 最新の自己診断エラーの発生日時の時が格納される。 |
| SD5 | 最新自己診断エラー発生日時(分) | 最新の自己診断エラーの発生日時の分が格納される。 |
| SD6 | 最新自己診断エラー発生日時(秒) | 最新の自己診断エラーの発生日時の秒が格納される。 |
| SD7 | 最新自己診断エラー発生日時(曜日) | 最新の自己診断エラーの発生日時の曜日が格納される。 0:日、1:月、2:火、3:水、4:木、5:金、6:土 |
| SD10~SD25 | 自己診断エラーコード1~16 | 診断でエラーが発生したときのエラーコードが最大16種類までSD10以降に順番に格納される。 |
| SD53 | AC/DC DOWN | AC/DC DOWN検出回数 |
| SD60 | ヒューズ断ユニットNo. | ヒューズ断を生じたユニットの最も小さいI/ONo.が格納される。 |
| SD61 | 入出力ユニット照合エラーユニットNo. | 入出力ユニット照合エラーを生じたユニットの最も小さいI/ONo.が格納 される。 |
| SD152 | 瞬停検出回数(電源1) | 電源1の瞬停検出回数 |
| SD153 | 瞬停検出回数(電源2) | 電源2の瞬停検出回数 |
システム情報
| 番号 | 名称 | 内容 |
|---|---|---|
| SD200 | CPUスイッチ状態 | CPUユニットのスイッチ状態が格納される。 0: RUN,1: STOP |
| SD201 | CPU-LED状態 | CPUユニットのLEDがどの状態であるかをビットパターンで格納される。 |
| SD203 | CPU動作状態 | CPUユニットの動作状態が下記のとおり格納される。 0:RUN、2:STOP、3:PAUSE |
| SD210 | 時計データ(年) | 時計データの年(西暦4年)を格納する。 |
| SD211 | 時計データ(月) | 時計データの月を格納する。 |
| SD212 | 時計データ(日) | 時計データの日を格納する。 |
| SD213 | 時計データ(時) | 時計データの時を格納する。 |
| SD214 | 時計データ(分) | 時計データの分を格納する。 |
| SD215 | 時計データ(秒) | 時計データの秒を格納する。 |
| SD216 | 時計データ(曜日) | 時計データの曜日を格納する。 0:日、1:月、2:火、3:水、4:木、5:金、6:土 |
| SD218 | タイムゾーン設定値 | パラメータで設定されたタイムゾーン設定値が分単位で格納される。 (例)タイムゾーン設定値が「UTC+9」の場合、9×60(分)=540 |
最後に
特殊レジスタは、CPUユニットの種類やファームウェアのバージョン、エンジニアリングツールのソフトウェアのバージョンによって制約があります。
詳細は各CPUユニットのユーザーズマニュアルをご参照ください。ユーザーズマニュアルの付録に一覧表示があります。
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